最後に思いっきり笑ったの、いつだっけ?
ティップス
昔みたいに笑えてないかも。社会人の日常に「笑い」を増やすには?
学生のころは、友達とのささいなやり取りで息ができないくらい大笑いしたり、夜中にテレビ番組を観ながら声を上げて笑ったりしていたのに……。
社会人になってから、ふと「そういえば昔みたいに笑うことが減ったな」と思う瞬間はありませんか?
毎日仕事やタスクに追われていると、どうしても表情が硬くなり、心に余裕がなくなってしまいがちです。
そこでこの記事では、いそがしい社会人の日常にちょっとしたユーモアを取り入れ、笑いを増やすためにできそうなアイデアをご紹介します。
昔みたいに笑えてないかも

わたしは子どものころから、喜怒哀楽がとても外に出やすいタイプです。
テレビやラジオの番組をはじめ、小説やエッセイなどの書籍、あるいは新聞のちょっとしたコラムにいたるまで、身の回りにあるいろいろなメディアにふれては、すぐに感情を動かされていました。
でも、社会人になってからは少し変わった気がします。
日々の業務や生活のタスクに追われる中で、ふと「なんだか最近、ずっと息が詰まっているな」「最後に思いっきり笑ったのっていつだっけ?」と感じることが明らかに増えてしまったのです。
自分の生活を振り返ってみると、いつの間にか意義や効率ばかりを追い求めていることに気づきました。
仕事に役立つビジネス書、何かを学べる解説系の動画……。
生産性のない、ちょっとくだらないくらいの時間を、無意識のうちに避けてしまっていたのかもしれません。
もちろん、大人として社会を生きる上で、意義や効率を大切にすることはとても大切です。
けれど、24時間365日、ずっとその緊張感だけで息を詰めていたら、いつか心がカサカサに枯れてしまうと思います。
そんな日々に限界を感じたとき、かつて夢中で応援していたお笑い芸人さんを思い出しました。
そして、改めて彼らの活動を追いかけるようになりました。今では、年に1回開催される単独公演のために劇場へ足を運び、毎週配信されるポッドキャスト番組を擦り切れそうなほどリピートして聴いています。
プレッシャーや責任感で思わずからだが縮こまってしまいそうなとき、彼らの届けてくれる笑いは、わたしに息継ぎのタイミングをくれる、なくてはならない存在です。
どうして社会人になると
「笑い」が減るんだろう?
学生時代はあんなに毎日が笑いに満ちていたのに、なぜ社会人になると減ってしまうのでしょうか?その理由を3つの視点から考えてみました。
やることが多く、
ちゃんとしないといけない場面が増えるから
社会人は、仕事の締め切り、家事、人間関係など、とにかく処理しなければならないタスクが山積みです。
さらに、職場や公共の場では大人の振る舞いを求められ、常に「ちゃんとしていなきゃ」という緊張感がつきまといます。
この持続的なプレッシャーが、心からユーモアを楽しんだり、おふざけをしたりする「心の余白」を減らしてしまうのかもしれません。
効率が気になってしまうから
現代に生きていると、つい効率を重視しがちです。
「この時間は何のためになるのか」と、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを無意識に計算してしまいます。
その結果、一見すると意味のない、ただ笑えるだけの時間を減らしてしまい、笑いのチャンスを狭めている可能性があります。
年齢とともに笑いの好みが
変化しているから
かつては、勢いのあるドタバタ劇やわかりやすい一発ギャグ、あるいは友達同士の内輪ネタでいくらでも笑えたという人は多いと思います。
でも、大人になって経験を積むと、知識や文脈を踏まえた少しひねりのある笑いやシュールな笑いへと、好みが変化していくこともあり得るでしょう。
昔と同じもので笑えなくなった自分に対して「笑わなくなった」と錯覚している場合もあるかもしれません。
日常に「笑い」を増やすには?

減ってしまった笑いを取り戻し、日常をもう少しカラフルにするために、すぐに実践できる3つの方法をご提案します。
鏡の前でヘンテコポーズをしてみる
朝の洗面所や夜のお風呂上がりなど、鏡の前に立ったときに、あえて全力で意味不明なヘンテコポーズをしてみてください。
ちなみに私がよく自宅でやっているのは「ニワトリのポーズ」です!
両脇を締めて、片手をくちばしの位置に、片手を尻尾の位置に当てて、くちばしを前後に動かすというポーズ。
あまりにシュールで、どんなにどんよりした気分のときでも、ふふっと吹き出してしまいます。
新しい笑いのジャンルを開拓してみる
笑いの好みが変わったなら、今の自分の感性に合う新しい笑いを探してみましょう。
劇場に足を運んで漫才や落語、コメディの舞台を観てみる。音声プラットフォームでポッドキャストを探してみる。
大人になった今だからこそクスッと笑える、お気に入りのコンテンツがきっと見つかるはずです。
昔好きだったコメディ映画やアニメを観る
新しく面白いものを探すエネルギーがないときは、過去の記憶に頼ってみましょう。
学生時代に何度も観て爆笑したコメディ映画や、大好きだったギャグアニメをもう一度観返してみてください。
当時の懐かしい記憶とともに、忘れていた笑いのツボが刺激され、素直に笑える自分と再会できるかもしれません。
社会人として毎日を懸命に生きていると、どうしても責任や義務で頭がいっぱいになり、心の余白が減ってしまいがちです。
「最近笑えてないな」と気づいたときは、心が少しお疲れモードに入っているサインかもしれません。
そんなときは、毎日がんばっている自分をやさしく労ってあげる意味でも、ちょっとしたユーモアを日常にプラスしてみませんか?
STAFF
text:Kamiya Sayoko
illustration:むらかみゆか
