こころの深呼吸
「こうあるべき」を、脱ぎ捨てよう
2026.07.16
「この違和感って私だけ?」「でも仕方ないのかな」 flufeelの商品は、そんな私たちの小さなモヤモヤをヒントに生まれます。
今回は<前編>に引き続き、flufeelの商品企画担当者と、下着づくりのプロであるメーカーのお二人による座談会。
お話は、flufeelの大ヒット商品「フラットブラ」のエピソードへ。


野島 麻記子 さん
下着の店頭販売に始まり、業界歴約30年。自身の「ココロとカラダの変化」に向き合いながら、女性たちを笑顔にするやさしいモノづくりを目指して日々奮闘中。
中林 真帆 さん
下着メーカー歴約20年、3児の母。仕事と子育ての波を全力で走り抜けながら、お客さまのリアルな声とモノづくりをつないでいる。
野島さん:
フラットブラって、もともとは着物用のブラとして始まった商品で、そこから「洋服もすっきり着たい」という方に広がっていったんですよね。
flufeel商品企画担当:
「寄せる」「上げる」「盛る」だけじゃない、ブラの新しい選択肢を作った商品だと思います。
フラットブラが進化した〈スーパー〉は、元祖フラットブラを愛用していた社内スタッフの声がきっかけでした。
大きなバストをしっかりおさえたくて、でも1枚では物足りなくて、なんと当時のフラットブラを2枚重ねで着けていたんです。
中林さん:
ブラを2枚重ね! それは大変ですね。
flufeel 商品企画担当:
ホックも2重になるし、着け心地もラクではなかったはずなんです。
でも、それでも「すっきり見せたい」という切実な思いがあった。じゃあ、その我慢を1枚で受け止められるものを作ろう、と生まれたのがフラットブラ〈スーパー〉でした。
野島さん:
そういうリアルな声って強いですよね。「誰かが本当に困っている」が見えると、作る側も燃えちゃいますね。

flufeel 商品企画担当:
「胸を小さく見せる」って聞くと、ギュッと押さえこむイメージを持たれがちですよね。
中林さん:
そうですね。実際、“胸を押さえて潰す”という設計のところもあります。でも私たちが作るなら、女性のからだをただ潰すのは違うよね、と。
フラットブラってパッと見は真っ平なんですが、実はほんのり自然なふくらみがあるんです。胸をぺたんこに押さえ込むのではなく、厚みを自然にならして、すっきり見せる。しかも、苦しくないように。
野島さん:
難しいのは、「締め付けないのにズレにくい」こと。
締めると苦しいし、ゆるいと安定しない。だから、生地の伸び方や戻り方、パターン、縫製で全体を支えるように設計しました。
flufeel 商品企画担当:
隠すために我慢して押さえ込むんじゃなくて、着たときに「あれ、なんかすっきり見える!」というところを作っている感じ。
中林さん:
そうです。シャツやブラウス、薄着の季節にも使いやすいですし、「着たい服を楽しみたい」という気持ちに寄り添えるところも、長く支持されている理由ですよね。
flufeel 商品企画担当:
お客さまレビューも、「使ってよかった!」の声はもちろんうれしいんですけど、「もっとこうしてほしい」もすごく大事ですよね。
野島さん:
むしろ宝物ですよね。ご要望の中にこそ、次のヒントが眠っているので。
「もっと満足していただける商品にしよう」と、私たちもすごく力が入ります。
中林さん:
フェリシモさんって、普通なら通り過ぎてしまいそうな小さな違和感を、ちゃんと商品づくりの入口にされますよね。
野島さん:
他社さんなら出てこないような企画も多いですよね。いい意味で、フェリシモさんの常識は世間の非常識(笑)。
よくある売れ筋商品よりも、お客さまに「こんなの待ってた!」と感じてもらえるか。そこに刺さる企画を大事にされているから、私たちもワクワクするんです。
flufeel 商品企画担当:
えー、めちゃくちゃうれしいです(笑)。


flufeel 商品企画担当:
お二人と商品を作っていると、ビジネスパートナーというより、部活の仲間っぽいなと思うことがあります(笑)。
野島さん:
部活!たしかに(笑)。
flufeel 商品企画担当:
肩組んで走って、汗かいて、「もう無理かも!」って言いながらも、一緒に全国優勝目指すぞー!って駆け抜けていく感じです。
中林さん:
わかります、もはや熱量がスポ根(笑)。でも、そこまでやるから商品への愛も半端ないんです。
野島さん:
カタログに載った商品を見ると、愛おしくて仕方ない。「この子、がんばったなぁ」ってじんときちゃいます。
flufeel 商品企画担当:
商品に対して「この子」って言いたくなる感じ、わかります。
お客さまのモヤモヤを拾って、みんなで汗をかいて形にした一枚ですもんね。
野島さん:
flufeelの商品に対する姿勢って下着そのものだけじゃなく、その先にある楽しみや暮らしから考えることも多いですよね。「この服をもっときれいに着たい」「暑い日も快適に過ごしたい」みたいな。
中林さん:
下着って、服を楽しむための土台でもありますよね。
盛りたい日も、すっきり見せたい日も、その日の服や気分に合わせて選べたらいいですよね。
flufeel 商品企画担当:
そうですよね。下着を味方につけると、おしゃれも暮らしももっと自由になる気がしています。
野島さん:
毎日着けるものだからこそ、ラクさも大事ですよね。「そういえば今日、下着のことを気にしなかったな」と思えるくらい自然に過ごせること。
それも、いい下着の大事な基準ですよね。
flufeel 商品企画担当:
「これでいい」じゃなくて、「これがいい」と思える一枚を届けたいですね。
そのために、これからもみんなで汗をかいていきましょう(笑)。

野島 麻記子さん
下着業界で店頭販売、教育、商品企画MD、OEM営業に携わり約30年の経験。現在は京都の補整下着メーカーにてOEM営業や中国工場と直接交渉をし、モノづくりをしています。多くのお客さまと一緒に考え、世の中に少しでも役に立つような商品を開発できたらと考えて日々奮闘中。最近は自身のココロとカラダが変化し目まぐるしいですが、そんな自分と向き合いながらお客さまが笑顔になれるモノづくりをしていきたいと思っています。

中林 真帆さん
3児の母。京都の補整下着メーカーにて約20年にわたり、インナーウェアの商品企画・営業に携わる。営業企画室では商品企画や撮影、中国向けブランドやEC事業のMD業務を経験し、現在は営業グループに所属。仕事と子育ての両立に日々奮闘しながら、お客さまの声とモノづくりをつなぐ役割を担っている。
「仕事と子育ての両立というより、その両方に向き合いながら毎日を走り続けている感覚です」が最近の実感。
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